2学期 終業式
‐ 12月23日 終業式にて校長先生より ‐
今日で2学期が終わります。コロナ禍ではありましたが、この2学期も本当によく頑張りました。体育会、修学旅行、広島研修、遥照山ウォーク、研究発表会など、どの学校行事も実施することができ、どれも大成功でした。
私は皆さんが活躍する姿を見るのが何よりの楽しみです。行事に取り組む姿、校外行事を楽しむ姿、部活動に打ち込む姿、勉強に真剣に望む姿、何事にも真面目に、そして今できることを精一杯、全力で向かう姿が大好きです。各行事において見せてくれた皆さんのはじける笑顔は、何ものにも代えがたい大きな財産です。
この2学期、世界に目を向けると、やはり、サッカーワールドカップのニュースが記憶に新しいことではないでしょうか。日本代表の選手、監督、スタッフが一丸となって、前評判を覆す活躍で、日本中が元気をもらったように感じました。そして、サッカーの試合と同時に選手や監督のインタビューなどを見ながら、ある言葉を思い出したので、皆さんに紹介いたします。それは、「人は積み重ねた時間の分だけ成長する」という言葉です。画面に映し出されるものは、華やかな試合の場面で、大興奮しながら観戦したのですが、私たちがあまり知ることのない、裏側では、技術を磨くために、作戦を立てるために、選手のサポートのために、どれほどの時間を積み重ねてきたのだろうということが、ふと頭をよぎりました。学期の終わりにあたり、また、新年を迎えるにあたり、生徒の皆さんに「時間」をたいせつにすること、「継続すること」「積み重ねること」を意識してほしいと思い、この話をさせてもらいました。
さて、3年生の皆さん、これまでの冬休みとは意味の違う冬休みを迎えることになります。受験生としてこの冬休みにできることは何でしょうか。自身の進路を決定することになる大事な年がスタートします。1分1秒を無駄にすることなく充実した時間の使い方をしてください。
1・2年生の皆さん、さきほどの話は、3年生に限った話ではありません。3年生から学校の中心を受け継ぐ準備を始めた2年生、3年生の助けを借りられるのも残りわずかとなってきました。中学校生活に慣れた1年生、後輩を迎えるための準備を、先輩になる準備を始めなければなりません。どのような準備が必要でしょうか。今、できること、するべきこと は、何であるのかしっかり考えて、未来に向けた生活を、今日からでもスタートさせてみて下さい。
17日間の冬休み、3学期を迎えるためのエネルギーをしっかりと蓄えておいてください。 コロナについては、まだまだ心配な状況が続いています。基本的な感染症対策をしっかりと行い冬休みを健康に過ごしてください。全員が元気にそろって3学期を迎えられることを願い、終業式の言葉とします。